嫁が妊娠して街を歩く時、ガードマンのような立ち振る舞いになっている。
人が嫁にぶつからないように自分が盾になろうとしている。
元気いっぱいの小学生が走っていると思わず身構える。
お腹がふっくらしてきたとは言え、見た目にはまだまだ妊婦だとは分からない。
昔、妊娠した友達と話していた時「妊娠すると(自分が)メスだと感じる」みたいなこと言っていたのが印象的だった。
今、僕も“女性を守らないといけない!”という男の防衛本能が働く。
昔、小学校の先生が学級通信で妊婦さんの歩いている姿を見ると、威風堂々と感じると書いていた。
それ以来、僕の言葉の辞書では威風堂々は男のイメージではなくなった。
お腹の中にもう1つの命を宿し、立派に歩いている女性が威風堂々という言葉のイメージとなった。
ネットでは妊婦様をよく思わない風潮もある。
それでも僕は妊婦様だと思う。
子どもを産める女性は凄いとリスペクトしている。