昔からの地元の友達がいる。
小・中と一緒で、高校はバラバラになっても、未だに付き合いのある友達。
その友達がいたから、変わり者の僕も何とか社会人として、まだまともにやってこれたように思う。
会うのは年に1回か2回。
皆んな変わらないなぁって安心するけど、自分が1年を振り返って……
「変わってないか?」
って問うと、それは変わっている。
それは皆んなも同じで変わっていくし、成長していると思う。
立派に親父やってるんだなぁって感心する。
集まる地元の友達は僕を含めて7人。
カップルの7人に1組は不妊に悩むと聞いたことがある。
統計的にグループに1人くらいはいてもおかしくはない計算になる。
それがたまたま僕だったってことだ。
友達に子どもができなくて悩んでいること、流産したことを話すべきではないと思っていた。
場が暗くなる。また、どう声掛けられても嫌な気分になると想像していた。
子どもがいる人には分からないって思っていた。
笑いに変えられても対応できないと不安だったけど、真剣に話を聞いてくれて有難う。
何の根拠もないけれど、「次できる」って言ってくれて不思議と嫌な気はしなかった。たぶん、本気で言ってくれてたから。
話して気が楽になることもある。
もちろん、逆に話さなければ良かったと思うことだってある。
今、半泣きで書いているけど、友達に感謝。