世の中は金だ!

「世の中、金だ!」

 昔、そんなことを親に言ってとても怒られた。

 

僕は今でもその考え方の半分くらいは正しいとも思っている。

なぜなら、世の中を社会と言い換える。

金を資本主義と言い換えてみると、“世の中は金だ!”って考え方もあながち間違いではないと思う。

“今の社会は資本主義だ!”って言ってることと同じだと思っているから。

 

ただ、その当時の僕は本当に貴重で大切な価値あるものはお金で買えないってことを知らなかった。

 

「お金で買えるものと買えないもの」(作者不明)

 

お金で「家」は買えるけれど、「家庭」は買えない。

お金で「時計」は買えるけれど、「時間」は買えない。

お金で「ベット」は買えるけれど、「快適な睡眠」は買えない。

お金で「本」は買えるけれど、「知識」は買えない。

お金で「名医」は買えるけれど、「健康」は買えない。

お金で「地位」は買えるけれど、「尊敬」は買えない。

お金で「血」は買えるけれど、「命」は買えない。

お金で「セックス」は買えるけれど、「愛」は買えない。

 

マダム・ホー(2008)『世界一愚かなお金持ち、日本人』ディスカヴァー・トゥエンティワン

 

ベットは買えるけど、快適な睡眠は買えないって文章は痛快だ。

僕は昔、不眠症気味におちいったことがある。

眠たいのに、寝れない。

疲れてるのに、寝付けない。

寝てもすぐに目が覚める。

快適な睡眠環境を整えるためにベットはお金を出して買うことができるのだが、眠ることなできない。

ぐっすり眠れること、そんな当り前のことが、どれほど幸せなことか。

当り前過ぎて、失ってからしか気付けなかった。

 

世の中、希少な物が貴重だと思われがちで、希少なのだから貴重であることは間違いないのだけれども、希少の対義語の “普通” には価値がないかと言われば全然そんなことない。

 

お金は大切だし、いらないって人はいないと思うけど、本当に貴重で大切な価値あるものはお金では買えない。

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【旅先で見た夕凪】